歓迎:大島徹也先生ご着任



大島徹也先生 


大島先生は美術史の研究者。愛知県生まれ。近代現代の芸術中心に、ご研鑽を積まれてこられました。とりわけ、ピカソ以後の現代アートの研究では、本国を代表する若手研究者として有名です。そのご功績を讃え、第七回西洋美術振興財団学術賞が授与されました。J・ポロックやB・ニューマンの展覧会を企画立案・実施もなされてきました。芸術学や美術史さらには現代文化や人間存在を学ぶ者にとって、なんともこころづよい先生のご登場です。

 
  
【略歴】
一九七三年、愛知県に生まれる。東京大学大学院修了後渡米、
ニューヨーク州立大学グラデュエートセンター博士課程修了。美術史博士。愛知県美術館主任学芸員、名古屋大学文学部美術史講師、東日本大震災文化財レスキュー事業幹事などをご歴任後、現在、広島大学総合科学研究科人間文化研究講座准教授(美術史、芸術学担当)

 【主な論文/著作】
The Figure Reemerging: Jackson Pollock's Cut-Outs, 1948-1956 (2008)
♦‘Dear Mr.Jackson Pollock: A Letter from Gutai2009
♦「ジャクソン・ポロック──ピカソを超えて」(AAC.vol.70)
♦「ジャクソン・ポロック――オールオーヴァーのポード絵画の成立過程」(『愛知県美術館研究紀要』17号、2011年)他、内外著作多数

 【主な企画・開催展】
♦「生誕100年 ジャクソン・ポロック展」 (2011.112012.6、愛知県美術館、東京国立近代美術館)
♦「バーネット・ニューマン  十字架の道行」 (2015.32015.6MIHO museum)ほか、多数の美術展企画立案・開催事業に携わる

  現在、滋賀県のMIHO MUSEUMにて開催中の「バーネット・ニューマン」展は、大島先生が企画構成し実現なさった展覧会。本邦初のニューマンの本格的な展覧会です。