歓迎:トレンソン先生ご着任


 
スティーン・トレンソンSteven Trenson


トレンソン先生は日本の宗教史ならびに比較思想の研究者。ベルギー生まれ。メーテルリンクも学んだゲント大学のご出身です。
京都大学の白眉センターでご研鑽後、広大に来着されました若きホープ。日本文化のみならず、国際的な視野をお持ちの熱血漢。現在は日本中世における密教と神道との交渉史をご研究なさっています。
オランダ語やフランス語や英語だけでなく、流麗な日本語を見事に話されます。居合術の達人でもあり訳書もございます[※]。また現代芸術の造詣も深く、ベルギーの現代作家(たとえばニコール・ハルスベルゲ)の紹介などにも尽力されてこられました[※]
 静かに溢れる学問的情熱が、人間文化村に新しい風を運んで下さることでしょう。

著作:
  • 「請雨経法と孔雀経法の研究:神泉苑における孔雀経法実修説への疑問」(『仏教史学研究』, 46巻, 2号)
  • ご研究の孔雀明王

    『平安時代真言密教祈雨儀礼の歴史的批判的研究 : 十一世紀後半~十二世紀初頭における祈雨儀礼の変遷と醍醐寺』(博士論文、京都大学、2007年)

  • Une analyse critique de l'histoire du Shōugyō-hō et du Kujakukyō-hō: rites ésotériques de la pluie dans le Japon de l'époque de Heian(Cahiers d'Extrême-Asie, No. 13).
  • Shingon Divination Board Rituals and Rainmaking(Cahiers d'Extrême-Asie, No. 21)
  • 『儀礼の力 中世宗教の実践世界』(分担共著、法蔵館) 
  • 『共生する神・人・仏』(分担共著、勉出版)  

  • 「醍醐寺における祈雨の確立と清瀧神信仰」(『儀礼の力―中世宗教の実践世界』法蔵館、2010年)ほか多数

                                                                                     








<人間文化研究会歓迎会のお知らせ>
 

新年度に入り、トレンソン先生並びに院生・学部生の
新しい学生さん達をお迎えすることとなりました。

つきましては、トレンソン先生並びに今年度新入生への心からの
歓迎の意を込め、4月25日(金)にささやかながらも歓迎会を
執り行います。
是非ご参加くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。


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日時:4月25日(金) 18:30~ 
場所:てしお(西条下見フィオーレの隣)

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写真レポート 宮島合宿2011













七月三十日、激しい驟雨が襲うなか、恒例の宮島合宿が始まりました。




いつものように宮島桟橋駅に集合です。お忙しい中、美術史の森川先生が駆けつけて下さいました。
研究会会場は、駅前からトンネルを脱け町屋辻を暫く歩いたところです。

  



 
研究会会場。幹事は佐々木さん、小林君、川添君、それに森西君と広部さん。用意周到にして愉しい研究会となりました。感謝します。


長野梨江子「高校演劇」の特徴とその魅力
井手口理子 萌え擬人化について
井元真弓 死生観研究 -生と死の受容-
劉越 中日の古典詩歌における美意識の比較研究-「月」を中心に-
吉田美来 住宅デザインの変遷と美意識の関係について

熱気のなか研究会は修了。ほっと一息ついて、厳島神社へ参詣です。






今夜の宿は「かわぐち」。五重塔が間近に聳える落ち着いた町屋通り(「金鳥居の辻」)にあります。



お風呂、食事のあとはいつものように、スイカ割りと花火大会です。
 
先陣を切るのは森西君、でも残念。後を継いだのが角さん。

そしてお見事平井さん。






佳い子たちの愉しくも安全で健全な花火大会……??


あ〜、やっぱり。テリブル・ザンファン(恐るべき子供たち)です。


宮島の夜が更けていきます。
そして翌朝。

晴天でした。宿前から五重塔を望む

夜明けまでみんな飲んでました。眠たいです。でも愉しかった〜。


さよなら鹿くん。
じゃまた来年。